続・秋磯に期待して・・(高島/カメ)


 09月13日(土)曇り一時雷雨のち晴れ 
 行程:AM2:30(観音発)、04:30(益田かまて着)、05:20(出港)〜12:40(納竿) 

 
潮:大潮/干潮:03時15分(36cm)、満潮:10時12分(66cm)/浜田港 
 釣り場:高島/カメ 

 釣り人:K師匠、H氏、自分 
 釣り方:底カゴ(ハリス:6号、長さ:3尋)、タルカゴ誘導(ハリス:2.5号、長さ:2尋)  


1.2週続けて朝便で・・
 9月第2週は3連休。しかし自由なのは土曜日のみ。その土曜日が雨模様との予報。少し迷ったが、結局、釣行を決めた。その高島の釣果はやや下降気味で、ヒラとイサキがポツポツ、場所によってカンパチが上がるといったところ。先週の“カメ”では、当たりもまずまずで魚種も豊富で“これから期待できそう!”という雰囲気だったのに・・。釣果が安定しないのも秋磯の特徴か?  


2.成り行きで・・
 当日は、いつものように市内観音をAM02:30に出発し、益田かまてには、AM04:30に到着。午前便の予約客は、5、3、3、3、2、2、1・・の15人程度だった。久しぶりに常連のM重氏と顔を合わせた。K師匠はそのM重氏ともう一組とで2番手を争うジャンケンに臨んだ。結局、K師匠は2番目に勝って島義丸の3番手となった。磯の希望を確認する中、1番手は“コダン”、2番手は“ワレ、タカミ”希望だったので、我々は、先週と同じ“カメ”希望とした。 

 島義丸は、船のジャンケンに勝ったので、“コダン“から、磯付けすることになったが、自分たちの希望の”カメ“まで順調に進むと思えなかった。若船長の“あとは成り行きで”に任せて出港した。  


3.再び“カメ”へ・・
 島義丸は、AM05:20頃に出港した。 
 約20分後、少しうとうとしていたら、「○○さん、準備!」の声で目が覚めた。客室から出ると、1番手の5人が“コダン”に上磯すべく、準備していた。2番手のM重氏グループもスタンバイしている。島義丸は“コダン、タカミ”とスムースに磯着けを終え“カメ”に向かう。「既に取られたか?」と、少々不安だったが、前方に目をやるとまだ空いていた。3番手で“カメ”に上磯出来たのでラッキーである。先週の良いイメージがあるので気分は上々。 

 ところが、準備を始めようとした矢先のこと、他の渡船がゴートーに2人降ろしていった。 
 どうやら、フカセ釣りをする人達で、カメ寄りの低い岩場に釣り座を構えていた。 
 ・・自分たちが仕掛けを入れようとしていた場所に近いのでやや残念だった。  


4.潮が速い!
 気を取り直して準備開始。K師匠は最初からフカセで勝負するつもりで、底カゴ仕掛けの竿を置いてきたと言う。一方、自分とH氏は、今回も、底カゴ仕掛けでスタートすることにした。 

 釣り座は、先週と同様、ゴートー寄りにH氏、カメ正面に自分とK師匠が入った。 
 AM06:00前に、カメの正面に第一投した。仕掛けは、ハリス6号3尋、深さ2本とした。 
 潮はかなり速く右手に流れている。撒き餌との同調が難しそうである。 
 速い流れから仕掛けを回収。最初から餌がとられていた。朝一番から、餌取りが活躍している模様。 

 今日の狙いはイサキと考えたが、良型のカンパチも上げたいと思っていた。 
 暫らく手返しするも当たりがないうちに餌が無くなるのでどうしたものかと思案。とりあえず、仕掛けを投入後、浮きが立ってからラインを張り気味にして(ハリスを一直線にするイメージ)、様子を見た。そうした直後、手に当たりが出た。イサキ程度の引きだった。1匹目なので、慎重に寄せると、これがこの秋初めてのカンパチだった。 
 小型ではあるが、狙いの1匹をゲット。このときAM06:10。 
 それから、暫らくしてフカセのK師匠が竿を曲げた。足の裏サイズの尾長が上がってきた。 
 「やはり今日もフカセのほうが良いかも?」と、早くも樽カゴフカセがしたくなった。 

 
  カンパチ!(06:10) 

 
  尾長グレ!(06:28)  


5.餌取りは“ウスバ”だった!
 あっという間に餌をとられる状況が続く。そんな仲、ハリスを張り気味に流していると2匹目のカンパチが掛かった。サイズは30cm程度。次に、やや重い感じの当たりがあった。なんだろうと思いながら寄せて、磯際で魚体を確認すると“ウスバ”だった。このときAM06:37。 

 これで、餌取りの正体が、ウスバであることがわかった。どおりで当たりがないうちに餌をとられるはずである。・・今日は厳しい釣りになることが予想された。 
 ウスバが居ることが分かったので、H氏は樽カゴに変更し、短いハリスでウスバ退治を始めた。 
 そのH氏が狙い通りにウスバを仕留めた。このときAM07:14。 

 
  H氏がウスバ退治!(07:14)  

6.さらに“ダツ”が現れる!
 ウスバだけども手強いと感じていたのに、完全に、竿を振る気力を失わせる手強い奴が現れた。 
 仕掛けが着水して、浮きが立たないうちに、仕掛けの近くでジャンプする姿が目に入った。 
 悪い予感は現実に!すぐに仕掛けが横走りした。竿を立てて、リールを巻くと、細長い奴がジャンプしながらくねくねと磯際に寄って来た。引きずり上げて、針を外し、痛んだハリすを交換。・・この作業を、数回続けると完全に、気力が萎えてきます。情けないのは、釣り上げた“ダツ”を海に返す際に、その鋭い歯でかまれて指を怪我したこと。・・踏んだりけったりとはこういう状況?  
 
 磯風景(07:30)  


7.そして雷雨!・・
 ウスバとダツの大群相手にこれからどうしようかと思案していると、西の空が暗くなり、ポツポツと雨が落ち始めた。西の海面が強い雨に打たれており、次第にこちらに寄ってくる気配。 
 急いで雨具をつける。間もなく、叩きつけるような大粒の雨が襲ってきた。とりあえず、竿を置いてカメの奥に(オーバーハングした岩場に)退避する。 
 「退避する場所があってよかった。」と、話していると、壁の上部から雨水が滝のように落ち始めた。 
 大変な振りようである。・・海には、ウスバとダツ、空からは雷と大雨。 

 
  雨宿りで岩陰に退避(07:52)  


7.再開するも・・
 8時過ぎになって、雨脚が弱まったので再開した。 
 この雨で、海の中の厄介者が消えてくれていれば・・と、淡い期待をして仕掛けを投入した。 
 しかし、その考えが、完全に甘い事を思い知らされた。投入した仕掛け(浮き)がすぐに横走りした。 それで、自分も樽カゴフカセに変更する決心をした。ゴートー寄りの狭い範囲で仕掛けを流す。 
 しかし、その磯際まで、ウスバが現れて、浮きの周りに群れていた。・・万事窮すである。 

 
  釣り風景:K師匠(09:23)

 
  釣り風景:H氏(10:53) 

 一方、竿を出す時に、ゴートーのフカセの人に様子を聞いて見ると、早朝、ヒラとカンパチが上がったのみで、やはり、ウスバとダツに手を焼いているとの事だった。 

 
  釣り風景:ゴートー(10:54) 

 さらに、悪いものを目撃した。フカセに掛かったダツに2m程度のサメが水しぶきを上げて襲い掛かっていたのである。ゴートーも最悪の状況だった。・・後で、聞いた話だが隣磯の“本ゴートー”の釣り人が大物をかけてラインを200m近く引き出されて、30分以上もやり取りしたあとバラした。と言っていたが、正体はコイツではないかと思った。なお、H氏に掛からなかったのは不幸中の幸いか?  


8.しぶとく磯際を狙ったK師匠に!
 今日の釣りも終盤に差し掛かっていたが、考えてみるとAM10:00以降の釣果は寂しかった。 
 自分は、樽カゴフカセで、ウスバを1枚と足の裏サイズのグレを追加しただけだった。K師匠もH氏も大した釣果を得ていなかった。 
 こんなものかと、観念して納竿を迎えようとした時、K師匠が最後の一投でまたも良型のグレを掛けた。最後に上げたのが今日最長の32cmの尾長だった。  


9.あとがき・・
 釣果下降気味の中の釣行、ある程度低調なのは覚悟していたが、先週から海の様子が一変して、ウスバとダツの大群が現れ、このような猛攻をうけるとは・・想定外だった。 
 これらの嫌われ者は暫らく高島周りに居つきそうで、辛抱の時間になりそうである。 

 (名人見聞録)このたびの釣行で思いがけずカサゴ名人のY田氏に話を聞く機会を得た。 
 これまでは、浜田の新留渡船で時々見かけることがあったが、話をするのは今回が初めてだった。 
 Y田氏は、カサゴ専門で、竹篭を背負った独特のスタイルで岩場を移動しながら、広範囲のポイントを探って、唖然とするような釣果を得ておられます。
 このたびも“アカイワ”辺りに降りて色々移動されたそうです。ちょっとだけ、釣果を見せてもらうと、良型のカザゴが50匹程度クーラーに収まっていました。Y田氏の話によると、これでも少ないほうだという。・・そのほか、すごい話を聞かせてもらいました。“極めると無駄のないスタイルに落ち着く”という感じを受けました。・・まだまだ、修行が足りないようです。 

 
  本ゴートーから渡船へ 

 
  渡船で釣果確認 

 
  Y田名人  


釣果

 K師匠:尾長グレ3匹(最長:32cm)、ウスバ1枚、他ダツ  
 H氏:カンパチ1匹、ウスバ1枚、他ダツ  
 自分:カンパチ2匹、ウスバ2枚、口太グレ2匹(足の裏サイズ)、他ダツ。